何でも相談室 一覧
1.加工技術について
Q:加工を得意とする金属は?
A:超硬合金、ハイス、チタン合金です。もちろんSKD等ダイス鋼も得意ですがSKDを加工される企業はたくさんあります。
また、ご注文は多くはありませんがイリジウムです。日本でイリジウムを精密加工できるところはそうないと思います。
その他、他社が及び腰になるような難削材、高価な材料でも当社はその精密加工の研究にチャレンジしたいと考えています。遠慮なくご相談ください。
逆に、比較的加工が簡単とされるステンレスは苦手です。
Q:加工できるワーク形状は?
A:ワーク形状はヘッダーダイス・パンチの形状である円筒形が最も得意ですが、直方体や様々な形状を製造しています。
Q:穴加工について
A:微細・異形穴加工は得意です。穴の深さによりますが、最小0.1ミリまで可能です。最大は16ミリぐらいまでです。
ただし、多穴加工は得意ではありません。その場合は穴加工を専門とされているところに発注されることをお勧めします。
Q:一部の受託加工のみでも受けるか。
A:内容にもよりますが、お受けいたします。
2.ヘッダー金型について
Q:納期は?
A:ヘッダー金型は基本2~3週間です。至急御入用の場合はご要望に沿えるよう努力いたします。
金型材料の有無によりますが、有る場合は最短4,5日です。
彫り込みパンチ(リベット・接点用パンチ)の再生は最短2日です。
A:ヘッダー金型は材質、大きさ、形状、要求精度により変わってきます。
例としまして、小ネジ用金型の場合、通常、8,000円~25,000円です。
組ダイス構造となってきますと、通常、25,000円~となります。
複雑な形状のものを製造される場合、いかに使用する金型の数を減らすことができるかが当社の見せ場と考えています。
結果、金型の単価は高くても総額で安くなるケースもあります。お気軽にご相談ください。
A:金型材質、金型にて製造される金属材質、加工度、加工スピードなどにより変わってきます。
超硬金型ですとマイクロネジを製造される場合、数千万本もつケースもあります。
小ネジを製造される場合は、通常数百万本です。
中国のお客様から当社製の金型は、ネジ用でも中国製の金型に比べ、寿命は2~3倍とお聞きしています。それだけ差が出る一番の要因はラップ技術と推測しています。
お客様のご使用環境をうかがって、どうすれば寿命が向上するか出来る限り提案させていただきますのでお気軽にご相談ください。
A:チタンはヘッダー加工の難しい金属ですが、チタンネジの利用は広がっています。
当社はチタン・チタン合金ネジ用金型も数多く製造しています。形状等図面を提示くだされば、最適な金型材質、金型構造をご提案いたします。
Q:金型の手直しについて
A:お受けいたします。ただし、他社製の場合は、手直しの内容によりお受けできないことがありますことご了承ください。
Q:金型へのコーティングについて
A:社内で行っていませんので外注になりますがお任せください。お客様のご要望にあわせ最適なコーティングを選定させていただきます。
Q:製造したい製品を示せば、必要な全体の金型設計はしてもらえるのか。
A:お受けいたします。設計料金をいただくかどうかは要する時間、手間等によります。
Q:ヘッダー加工で使う様々な工具も注文できるのか。
A:ヘッダーダイス、パンチ、ナイフ、切り駒、KOピンなどすべての金型、治具を取り扱っています。
また、ネジ穴測定に使うゲージ類も承ります。
Q:難形状の部品やネジ等をヘッダー加工で製造してもらいたいが、適当なメーカーを知りません。東京鋲螺工機㈱の取引先の中で最適なメーカーを紹介してもらえないか。
A:当社は約100社のヘッダー加工メーカーと取引があります。海外の取引先は約20社あります。
造りたい製品、その数量等を提示いただければ、最適なメーカーをご紹介します。
なお、紹介料金は一切いただきませんので御気軽にお問い合わせください。
3.転造金型について
Q:転造金型の相談にものってくれるのか。
A:当社は転造金型メーカー「小畠鉄工所」の販売代理店です。お任せください。
4.プレス金型部品について
Q:プレス金型部品ならどんなものでも対応可能か。
A:当社が得意としているのはやはり超硬合金、ハイスといった難削材製の金型です。
硬質材をプレス加工されるので耐衝撃性を高めたい、もしくは耐摩耗性を高めたいとお考えのお客様にはお役に立てると存じます。金型材料の選定等ご提案いたします。
なお、加工技術には自信がありますが、プレス加工自体のノウハウはプレス金型専業メーカーと比べるとまだまだです。金型設計はお客様で行っていただくこともご留意ください。
5.伸線ダイス(線引きダイス)について
Q:伸線ダイスならどんなものでも対応可能か。
A:当社がお役に立てるのは、高いレベルの耐衝撃性、耐摩耗性が必要なダイスや高い精度が必要なダイスになると推測します。鉄など普通の線材用でしたら、安く製造できるメーカーがたくさんあるそうです。
1.インターンシップについて
Q:毎年インターンシップを受け入れておられるようですが対象となる学生は?
A:お越しくださる学生さんは大半、大学生・大学院生です。業務の内容上、通常、理系の方を対象としています。文系の方でも金属加工技術に興味がおありの方はご応募ください。
中学生、高校生でも金属や金型に興味がおありの方は大歓迎です。職業体験もお受けしています。
ただし、受け入れ人数には限りがありますので、応募者多数の場合は書類選考させていただきます。
Q:インターンシップの時期は?
A:夏休みを希望される方が多いので、7月~9月が中心となりますが、他の時期でも当社の業務に支障がない限りお受けいたします。お問い合わせください。
Q:インターンシップの期間はどのくらいか?
A:1週間を基本に考えています。目的がはっきりされている場合は長期間でもお受けいたします。
また、希望者多数の場合、2日間程度の短期間で金属・金型に触れていただく見学中心の内容でも実施させていただくこともあります。
2.工場見学について
Q:工場を見学したいのですが可能ですか。
A:お受けしています。好奇心旺盛な小学生・中学生は大歓迎です。毎年、近隣の小学生がたくさん社会見学に来てくれます。
ただし、日時によってはお断りすることがありますので1週間ほど前に申し込んでいただければ確実です。
Q:夏の埼玉県ものづくりスタンプラリーに参加していますか。
A:2011年から参加しています。今後も参加し続けるつもりです。詳細はスタンプラリーのパンフレット、埼玉県のホームページでご確認ください。